組合案内

Union

人と地球にやさしい稲作

組合長ご挨拶

組合長写真

日頃私どもの生産いたしましたコシヒカリを食べて頂きましてありがとう御座います。この度加茂有機米生産組合の代表になりました金子です。

当組合の趣旨は、安全と安心で環境に優しいお米作りを目指し、新潟県の特別栽培農産物認証制度を元に、コシヒカリを栽培しております。五月の連休頃に田植が始まり、その後天候も順調で田んぼは緑一色で大変清々しく、朝一番の田めぐりにも力が入って来ます。

今、田んぼの中を見てみると、私どもの小さな頃と同じくタニシやオタマジャクシ
ゲンゴロウ等沢山増え今は元気一杯泳いでおります。又その半面、厄介なザリガニ野鼠、モグラ等も増えて来て困っている事も事実です。
近年個々の農家の目的意識の改善でツバメ、サギ等の鳥も一生懸命に餌を啄ばみ元気で空を飛んでいます。このような環境も後世に引き継ぐ努力をしていく事も、私どもの組合も認識して行かなければ成らないと思っております。皆様にこの秋に一番美味しく安全で安心なコシヒカリをお届け出来るよう日々力を入れて頑張っていますので是非楽しみにして下さい。
加茂有機米生産組合 代表 金子 結城 2013.6.8

組合の活動について

1988年に加茂市の稲作農家が3人で「環境に優しい稲作りをしたい」、「田んぼの回りに住んでいる人の農薬による健康被害をなくしたい」そういう想いで、“自分たちが生産したお米を直接届ける”という事を始めました。
そのころは旧食管法時代で農家がお米を直接消費者に届けるのは法的に困難でした。周囲の農家や行政の反対の中で組合は活動を始めました。
現在は稲作生産の農家数は45農家、田んぼの面積で約100ヘクタールになりました。これからも需要に応じた生産を続けて行きます。農業が続けられる環境と食べてくれる人たちから支持される稲作りを目指しています。

なぜ、有機農業なのか?

土と共に生きて、季節の移り変わりを肌で感じて、自然の営みの中で、自然からの分け前を頂いて生きています。
現代の遺伝子操作や化学合成農薬、化学合成肥料の使用により、農業者の健康被害や田んぼの回りに暮らす人たち、田んぼで使った水の下流に住む人たちへの農薬の被害が起こっていました。そんな農業に疑問を抱き、有機農業を始めました。

美味しいお米を作るために有機栽培をしている訳ではないのです。
環境に配慮した稲作りが、結果として美味しいお米を作るのです。

私たちが栽培しています

新潟県は越後平野のほぼ中央に位置する加茂市は、北陸の小京都とも言われる人口約3万人の、のどかな市です。組合員は稲作専業農家、畑作や施設園芸との複合経営農家、一種兼業農家、二種兼業農家で構成されています。経営規模は様々ですが、稲作にかける情熱は規模の大小に関係なく全員すばらしいものです。生産者から直接消費者の皆様にお米をお届けする事により、生産者自身が農業に対して責任と自覚を持つようになりました。

加茂有機米生産組合の活動

消費者との交流

加茂有機米生産組合では消費者の皆様との交流会を開催しています。
田んぼでの農作業を体験してもらい、体験を通して農業への理解を深めてもらうのが目的です。
なぜ環境が生活する上で必要なのか?なぜ私達が環境に負担をかけない農業に取り組むのか?を知ってもらいたいのです。
消費者との交流を通して、これからの私達、農業者がどの様な農業を展開して行けば良いのか、食べてくれる人たちがどんな気持ちで私達が育てたお米を食べていてくれるのかをつかみ取りたいと考えています。

海外交流事業

地球の温暖化、環境の変化から、地球規模の農産物の生産について考えて行きます。海外の生産農家との交流を通して、その問題を理解しようとしています。NPO法人「雪椿の里」を組織して海外支援・交流活動をしています。
WTOの農産物貿易について勉強会を開いています。これからの農産物の国際流通について研究して行きます。
中国・タイ・インドネシアの稲作農家との相互交流やWTOの会議への出席なども行っております。

加茂有機米生産組合と株式会社ライスグローワーズ

株式会社ライスグローワーズの役割

お米を倉庫に保管したり、精米・袋詰めの作業をする施設や、日々、皆さんからの注文からお米を届けるプロセスに[株式会社ライスグローワーズ]が携わっています。
それぞれの生産農家は安心して、稲を育てる作業に専念できるのです。

PAGETOP